Q.地震・台風・雪に強いですか?
yess建築は建設地の様々な諸条件(積雪量、風の強さ、地震発生の可能性など)に耐えられるように建物毎に構造設計を行っていますので全く心配はありません。過去に、阪神淡路大震災や新潟県中越沖地震の際に被害を受けた建物はありませんでした。また、yess建築は最大積雪深250cmの豪雪地域でも建設が可能です。
Q.大変軽い建物というのは本当ですか?
本当です。yess建築は在来鉄骨工法と比べ、雪荷重が短期の一般地域では建物に占める鉄骨の重さが60%程度と非常に軽量にできます。高張力鋼材を使用していることも軽量化の理由の一つですが、その他にも随所に軽くするための工夫をしています。
第1は、在来鉄骨工法は柱や梁材に製鉄所で製造されたH形やI形の均一な断面にロール成型された鋼材を用いています。柱や梁に用いる場合、大きな力を受ける部分に対して耐えうるようなH形やI形の部材を選びますが、力のあまり掛かっていない部分にも同じ断面の部材が使われることになってしまいます。人間で言えば贅肉が沢山ついていることと同じです。yess建築では、この贅肉となる無駄を徹底的に省くため、かかる力に即した断面となるように断面変化をさせた部材(テーパーフレーム)を採用しています。このテーパーフレームの採用が軽量化を図れる大きな理由の一つです。
第2は、母屋材(屋根を支える部材)と胴縁材(外壁を支える部材)に板厚1.6mm~3.2mmと薄く背の高い(216mm)部材を使用し、母屋材はZ形の形状のものを用いることで連続した梁として使用できることがその次の理由です。
第3は、桁行(建物の長て方向)方向に働く地震や風の力をブレース(筋かい)で処理していることです。
第4は、鉄骨の継ぎ手にエンドプレートタイプの接合方式を採用し、部材数を減らしていることです。
第5は、外装材で鉄骨の変形を抑える等、yess建築独自の計算方法により様々な軽量化に対する工夫がされています。
yess建築はこれらの工夫により在来鉄骨工法では不可能な軽量建物を実現しています。
また、「建物を軽くすること=地震に強い」ことを意味します。
Q.Espace(エスパス)は意匠性に優れていますか?
2階建て、ファサード・パラペット付建物や下屋付き建物などにも対応しています。Espace(エスパス)は、皆様の要望にフレキシブルにお応えできるオーダーメイド感覚のシステム建築です。標準仕様は金属外壁材ですが、ALC等の外壁材にも対応しています。
Q.構造評定とは?
国が指定する最高峰の建築技術の評価機関である(財)日本建築センターの鋼構造評定委員会において、我が国の建築鉄骨構造のトップレベルの学識経験者により建築構法等について、建築基準法令その他の技術基準等に照らして性能評価することを「評定」と言います。そして、性能評価されたものに対して「評定書」が交付され、このことを評定取得と言います。
評定には、個別の物件を対象とする「個別評定」と、一定の適用範囲を定めて用いられる構法を対象とする「一般評定」があります。
「yess建築構法」は、平成20年8月29日付で「一般評定」を取得いたしました。さらに同年11月21日付では先に取得した評定の適用範囲を拡大したもので再取得いたしました。これにより大規模建物にも適用できるようになりました。
評定では、yess建築構法の最大の特徴・武器である「軽量化構造+高強度建築構法」及び、「設計・施工及び品質管理技術」までを審査いただき、その結果、日本特有の大地震や台風などに対する安全性が立証された証として「評定書」の交付を受けております。
yess建築はこれまで全国に8,000棟を超える施工実績を有しております(平成27年10月現在)。その中には大地震に遭遇した建物も多数ありますが、周辺の建物が倒壊・半倒壊の状態であったにも拘わらず、軽量で高強度な建築構法であるyess建築は、その耐震性能を十分に発揮したことで被害も受けず、現在もお客様に安心してご使用頂いております。
当社はこれからも、「安心・安全な建物」を「高品質・短工期・低コスト」でご提供していけるように、日々の技術研鑽に努力を続けてまいります。
Q.yess建築は何年、保証期間がありますか?
「鉄骨の構造耐力保証」、「屋根の構造・雨漏り・穴明き保証」、「外壁の構造・雨漏り・穴明き保証」、の3つの保証があり、それぞれ10年間の保証期間を設けています。
Q.アフターサービスはどのようになっていますか?
雨漏り及び破損が発生し、補修が必要な状況となり、その発生原因が製造者の設計及び施工に起因した場合においては10年間の保証期間内であれば無償で補修を行います。但し、天災等の場合や故意または過失などによる雨漏り損傷は対象外となりますのでご注意下さい。
Q.yess建築は米国の技術を導入した建物と聞きましたが?
米国の技術をそのまま導入しただけでは日本国内で建設できません。日本の建築基準法やその他の基準に適合させる必要があります。yess建築は、平成19年の改正建築基準法にも準拠させるべく、他社に先駆け、独自の技術理論を基にシステム建築業界で初の「構造一般評定」を取得しました。即ち、法適合のみならずyess建築の構造安全性が立証されたということです。
Q.2階建ての建物は建てられますか?
2階建ての建物も充分可能です。ご提供できる建物は、〈部分2階〉と〈総2階〉の2種類となります。
〈部分2階〉の場合は、平屋のyess建築を建てその中に架台を設け2階にする方式です。〈総2階〉の場合は、2階床の荷重により2タイプの構造形式を用意しています。2階床荷重が400kg/m2以下の用途が事務所などの場合には、軒高の高い平屋のyess建築に2階床を設置するタイプ(通し柱タイプ)とします。また、それ以上の荷重になる場合には、yess建築の低価格・高品質・短工期の特性を生かすため、1階に在来の鉄骨を用いて2階部分に平屋のyess建築を乗せる形式(上乗せタイプ)の建物になります。もちろん屋根・外壁はyess建築の標準品を使用し、母屋(屋根を支える部材)・胴縁(外壁を支える部材)にもyess建築の標準品であるC型又はZ型鋼を使用します。
2階建ての建物時の床荷重と階高については、2階床荷重は1000kg/m2が標準で、軒高は1階と2階の合計12mが標準となっています。これ以外の場合でもご相談に応じます。
Q.ガルバリウム鋼板とはどのような材料ですか? 耐久性は?
ガルバリウム鋼板は、55%のアルミと43.4%の亜鉛が混じり合った一つの合金めっき層を持つ鋼板です。一般的に使用されている亜鉛めっき鋼板に比べ3倍~6倍の耐久性をもっています。この合金めっき層の特徴は、亜鉛が自ら溶け出し錆から守る「犠牲防食」を示し、一方、アルミは表面に「酸化被膜」を作り錆から守ることです。ガルバリウム鋼板には、この2つの作用が一体となり、亜鉛の犠牲防食作用とアルミからできる酸化生成物の凝縮性により、切断端面や表面の傷を覆うことで錆から守る「自己修復作用」が働きます。また、合金めっき層は、通常の亜鉛めっきとは異なり、急速に失われることがなく、「犠牲防食」と「自己修復作用」がバランスよく発揮されることで高い防錆性能を有する鋼板です。注意事項としては、鉛および銅と接触すると電食作用が生じ、錆が発生することです。よって、これらの金属との接触にはご注意下さい。yess建築ではこのガルバリウム鋼板を屋根材と外壁材に使用しています。