重量鉄骨による工場や倉庫を建設する場合、平屋であっても基礎を強固な地盤によって支える必要があります。強固な地盤が地表面からどれくらい下にあるかによって、建設コストに影響を与えます。どれくらい下に強固な地盤があるかを調べるのが地盤調査になります。地盤の強度を示す指標をN値といいます。建物の規模によってどのくらいのN値が必要になるかの目安を下の表に整理しました(あくまで目安で地質や建物の仕様によって異なります)。
地盤調査の結果を受けて、杭工法を選定することになります。どのような地盤のときにどのような杭工法を選定するかについては次号でご紹介したいと思います。当社では京都市内や京都府南部で設計する機会が多く、また、鉄骨造2階建て以下を専門としているため、ほとんど柱状改良という工法を採用しています。他の工法に比べて低コストで工期も短く、柱状改良を選択できることはコスト面で施主にとってもメリットが多いといえます。ただし、以下のような場合には慎重な検討が必要になります。支持地盤が10m以上の場合(条件によっては20mまで可能)。地層内に腐植土を多く含む場合。液状化の度合いが大きい場合。当社が設計してきた案件の多くが、支持地盤10m以内、液状化の度合いがかなり低い場所での設計が多く、京都では遺跡は多いですが、地盤はいいといえるでしょう。
